みんながんばろう!

福島原発事故により、避難生活を余儀なくされている友人の所に顔を出すため、先日新潟県の海岸沿いにある、とある場所まで行ってきました。会社規模も事業内容もエコアールより遥か上を行っている同業者ですが、自分のことを兄貴と言って慕ってくれる友人であり、弟のような存在です。

少しでも元気と勇気を与えよう!そしてエールを送り、この難局を乗り越えてもらう!そして何より、自分たちの少ないながらの知恵や経験、経営資源を活用してもらい、少しでも会社復興の役に立てて頂こうと思い訪問させて頂きました。

本拠地の南相馬市を離れ、仕事も出来ず、未来の展望も開けず、本当に大変な思いをされている。さぞかし気を落としているだろうな・・・と、みんなを憂うあまり、正直心が沈みました。しかし、自らに喝を入れ、笑顔をつくり、ドアの前に立ちました。

でも部屋に入った瞬間、そこには元気いっぱいの友人と、元気いっぱいの社員さんたちがいました。友人は紙に手書きで書いてくれたウェルカムボードを両手で掲げ、ようこそー!いらっしゃーい!と、元気いっぱいに歓迎してくれました。

1階食堂の一角につくられていた仮事務所。壁には大きな紙に書かれた元気事務所の紙が掲げられていました。勇気と元気を与えに行ったはずの自分が、逆に元気と勇気を頂いてしまいました。みなさんのとっても元気で明るい笑顔と、大きなあいさつを聞かせて頂く事が出来て、本当に感動しました。

これはエコアールのみんなで書かせて頂いた寄せ書きです。

気持ちを込めて書かせて頂きました。

この寄せ書きと、心ばかりの支援物資、

そして社員のみんなで集めた義援金を、届けさせて頂きました。

地震、津波、そして原発の三重苦を抱えている友人たち。幸いにも、津波による会社の被害は最小限で留まっていました。今日からでも稼働は出来るのに、避難区域のため中に入る事が出来ない。また、入る事が出来たとしても、見えない大きな敵、放射能との戦いが待っています。仕事があるのに仕事が出来ない、一緒に働いてくれる仲間もいるのに、働けない。動いてくれる機械もあるのに動かせない・・・

経営者にとって、こんな辛いことはありません。友人も本当は不安で不安で仕方ないと思います。でも、泣き言一つ言わなかった、最後まで社員とお客様を考えていた、そして何より家族とご両親を考えていた。さらにこんな状況下においても、俺はツイテル男だと胸を張って言っていた。命あるだけで十分。そして私に、「有り難う」という文字を書いて見せ、この意味本当に深いよねって教えてくれました。

念ずれば花開く。これは自分が最も大好きな格言の一つです。もちろん、念じているだけでは何も変わりませんし、何も動きません。しかし、繰り返し「念ずる」ことによって、自分の思いが定まってきます。自分の「思い」が定まった時、その思いが「行動」へと変化するのです。確固たる信念こそ、己を奮い立たせる原動力となるのです。

こんな状況下でも、前を見てポジティブに考え、何とかできると信じ行動し、すでに「形」として実績を出している友人たちに自分は脱帽しました。そして微力ではありますが、エコアールとしても協力させて頂き、一日も早い復興を共に成し遂げ、また良きライバルとして共に刺激し合える仲間になりたいと考えています。

One for all, All for One.

(1人はみんなのために、みんなは1人のために)。

みんな、心に太陽を掲げがんばろう!

みんながんばろう!”への 0 件のコメント

  1. 石井社長様

    皆さんの手のひらが桜の花の様に、満開に咲き誇っていますね!
    『念ずれば、花開く』の如く、被災された地域の皆さんへメッセージとして贈られたのですね!
    いま日本は、ひとつにならなければなりません!
    「競争心で、がんばる効力よりも、分かち合い、助け合う方が、その効力は何十倍にもなります。分かち合うと、うれしさは倍になり、悲しさは半分になります。助け合うと、何倍もの「幸せ」が生み出されます。分かち合い、助け合って、上手に生きましょう。」船井幸雄(船井総合研究所の創業者)

  2. まいど!
    福島の方も立派やけど、
    石井ちゃんはほんまにええ男やなぁ。
    左後方の女性の右にいるのは熊ちゃん?

  3. 石井社長殿
    命を受け東北入りいたします
    目的はみなさまの元気を取り戻すことです
    須藤元気

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